2020.9.3
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テニスメディカルトレーニングラボ
テニスメディカルトレーニングラボ(以下:TMTL)では、
テニス選手に必要なトレーニングや怪我等の情報を中心に、
分かりやすくお届けしています!!
TMTLとは?
TMTLでは、テニスコーチでありアスレティックトレーナーでもある筆者が、テニス情報を発信しています。医学的に裏付けられた情報だけでなく、経験談や主観的意見等も発信しています。
TMTLの特徴
テニスのみならずアスリートがその道で戦い、勝つ為には、技術練習だけでは不十分です。テニス界ではトッププロに限られますが、様々な専門家を“チーム”として招聘しています。主な役割として、技術スキルや全般的に選手をサポートし管理するコーチ。フィジカルトレーニングを主に担当するストレングス&コンディショニングトレーナー。ドクター。怪我や日々のコンディショニングをサポートする、アスレティックトレーナーックトレーナーや治療家。加えて、栄養士やメンタルトレーナーを付ける選手も増えてきています。さらに、テニスにおいては情報分析するアナリスト。道具も大きな要素ですから、スポーツメーカーやストリンガー。などなどサポートする専門家は多岐に渡ります。
TMTLでは、主にフィジカルトレーニングや怪我のサポートを中心にまとめています。またテニススキルに関しては、コーチ目線だけでなく、トレーナー、すなわち“身体の使い方”目線からテニススキルを紐解いていきます。
2020.9.3
「感覚の入力」。ちょっと小難しい言い方になりますが・・・
身体は脳からの指令が神経を介在して、動きます。
「肘曲げる」とか「足を伸ばす」などなど。
テニスでも当然、脳からの指令で身体が動きます。
テイクバックの時、腰を捻る。
打点時に肘を伸ばす。
相手が打つ時にスプリットステップをする。
これらの事ができますか?
もしできるなら、それは身体・脳がその動きを知っている。
「感覚の入力ができている」と言えます。
スポーツは、最終的には感覚論。
打点が前!!テイクバックを早く。
言葉で言い表せられることは、せいぜいこの程度です。
私もテニスコーチとして、日々ジュニア育成をしておりますが、
言葉をフル活用して、ジュニア達に伝わるよう、努めているつもりです。
しかしながら、最終的には、「選手自身が身体で分かる」必要があります。
自転車に乗る事が出来ますか?
もし乗れない方が、「どうしたら自転車に乗れますか?」と聞かれたら
なんて答えますか?
サドルに座り、ハンドルを持ち、ペダルをこぐ。
おそらくこんな感じだと思います。
しかし、乗れない方は、この説明をしただけではおそらく自転車を操縦する事は困難です。
なぜか?
自転車に乗る「感覚」がないからです。
乗れる感覚を掴むまで、ひたすら練習するしかないのです。
これをテニスに置き換えると、例え指導者やコーチから言われたとこが出来なくても
全然大丈夫!!
なぜなら、まだその「感覚」を知らないからできないだけなのです。
逆を言えば、感覚を掴めばできるようになるはずです。
もちろんそのプロセスは指導者や練習方法によって異なりますが、
現場でジュニア達を教えていると、変に凹む?事があります。
いやいやいや。まだ脳が感覚を知らないのにできるわけではないのです!!
という考えを持ってみる事も良いかと思います。
自分には才能がない。他の選手は出来ているのに、自分は出来ない。
そんな風に思う必要はありません!!
やる事を明確化させ、「感覚の入力」に是非励んでください!!