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指導者に言われた事が「できない」時の解決策
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 「感覚の入力」。ちょっと小難しい言い方になりますが・・・
身体は脳からの指令が神経を介在して、動きます。
「肘曲げる」とか「足を伸ばす」などなど。

 テニスでも当然、脳からの指令で身体が動きます。
テイクバックの時、腰を捻る。
打点時に肘を伸ばす。
相手が打つ時にスプリットステップをする。

 これらの事ができますか?

 もしできるなら、それは身体・脳がその動きを知っている。
「感覚の入力ができている」と言えます。

 スポーツは、最終的には感覚論。
打点が前!!テイクバックを早く。
言葉で言い表せられることは、せいぜいこの程度です。
私もテニスコーチとして、日々ジュニア育成をしておりますが、
言葉をフル活用して、ジュニア達に伝わるよう、努めているつもりです。
しかしながら、最終的には、「選手自身が身体で分かる」必要があります。

 自転車に乗る事が出来ますか?
もし乗れない方が、「どうしたら自転車に乗れますか?」と聞かれたら
なんて答えますか?
サドルに座り、ハンドルを持ち、ペダルをこぐ。
おそらくこんな感じだと思います。
しかし、乗れない方は、この説明をしただけではおそらく自転車を操縦する事は困難です。
なぜか?
自転車に乗る「感覚」がないからです。
乗れる感覚を掴むまで、ひたすら練習するしかないのです。

 これをテニスに置き換えると、例え指導者やコーチから言われたとこが出来なくても
全然大丈夫!!
なぜなら、まだその「感覚」を知らないからできないだけなのです。
逆を言えば、感覚を掴めばできるようになるはずです。
もちろんそのプロセスは指導者や練習方法によって異なりますが、
現場でジュニア達を教えていると、変に凹む?事があります。
いやいやいや。まだ脳が感覚を知らないのにできるわけではないのです!!
という考えを持ってみる事も良いかと思います。

 自分には才能がない。他の選手は出来ているのに、自分は出来ない。
そんな風に思う必要はありません!!

 やる事を明確化させ、「感覚の入力」に是非励んでください!!

筆者情報

プロテニストレーナー&テニスコーチ

菅尾 祐助

小学生からテニスを始める。高校卒業後渡米し、アスレティックトレーニングを学ぶ。帰国後、菅尾アスレティックトレーニングセンター(S.A.T.C)を設立し、アスリートやスポーツ愛好家の怪我やリハビリ、トレーニング、コンディショニング等をサポート。また、はちおうじ庭球塾(八王子テニススクール)にて、ジュニア育成に従事。

怪我やトレーニング、テニスサポートのご相談はS.A.T.Cまで。
ジュニア育成は、はちおうじ庭球塾まで。
お問い合わせはこちらから。

(株)S.AT.C 代表取締役
テニスメディカルトレーニングラボ(TMTL) 代表
はちおうじ庭球塾 塾長
特定非営利活動法人スポーツライフネットワーク 代表理事
鈴木慶やすらぎクリニック アスレティックトレーナー
境界なきアスリートサポート 共同代表

米国公認アスレティックトレーナー (NATA-ATC)
米国公認ストレングスコンディショニングスペシャリスト (NSCA-CSCS)
インターナショナルテニスパフォーマンス協会公認
テニスパフォーマンススペシャリスト (ITPA-CTPS)
アメリカプロテニス協会公認 プロフェッショナルテニスコーチ
アスレティックトレーニング修士 (MS)

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